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For students
東邦大学理学部生命圏環境科学科の群集生態学研究室では、寄生虫の自然史をメインとした研究を行っています。卒業研究や大学院で進学したい方、PD、共同研究者を常に募集しています。研究室訪問は、対面でもオンラインでもいつでも受け付けていますので、お気軽にメールなどでお問い合わせください。
Email: tsukasa.waki「@」sci.toho-u.ac.jp
寄生虫の研究室について(他のラボとの違い)
当研究室では、寄生虫の自然史を扱います。さまざまな寄生虫を扱いますので、医学・獣医学・魚病学にも関連した虫を扱うこともありますが、むしろそれ以外の「経済活動と直接関係がないかもしれない」野外の寄生虫を中心に扱います。この点が、日本国内の他の研究室との大きな違いになると思います。
野外には様々な寄生虫に満ち溢れています。その寄生虫の生態と保全を考えるのがこの研究室の狙いです。また基本的なこととして、寄生虫の種を見分けるためには形態・分類学的な知識が必要になります。寄生虫の生態を知るには、宿主がどのようにして生きているかも知る必要があります。このようにして、生態系を包括的にとらえ、その中を生きる寄生虫を理解することが当研究室の研究の特色です。
実際に何をやるのか
野外に出て釣りをする方、研究室で標本をひたすら観察する方、飼育室で魚類を飼育する方など、目的に合わせてさまざまな手法を使います。研究の内容によって、必要に応じて、手法を選んだり、変えていくことになります。
寄生虫の生態を知るうえで欠かせないのが、宿主動物の種同定です。これが案外難しく、私だけではとてもすべての動物の種同定をカバーしきれません(最近、ようやく淡水魚の見分け方が分かり始めたばかりです。日淡初心者です・・・)。昆虫、魚、その他無脊椎動物など、生物の名前が分かる学生さんを歓迎します。すべての動物にあまねく寄生虫は付きます。それらを網羅的に採集しつつ、その寄生虫の現状を明らかにしていきましょう。